大阪鋼灰

石灰とは

代表的な石灰製品として、炭酸カルシウム(石灰石)・酸化カルシウム(生石灰)・水酸化カルシウム(消石灰)の三種類の形態があります。
古生代の海中生物が海底に堆積し化石となったもの、海水中の成分が化学的に沈殿したものが石灰製品の基礎となる石灰石の起源とされています。 日本列島に埋蔵されている石灰石の埋蔵量は、数百億トンにのぼると推定されており、日本で唯一自給自足できる資源として重視されています。
私達の日常生活において不可欠な存在であり、鉄鋼・環境・建築・土木等あらゆる分野で使用されています。

商品の用途

鉄鋼

01 鉄鋼

鉄は、鉄鉱石や鉄スクラップを主原料として生産されています。生石灰は、溶銑や溶鋼に含まれる不純物を除去し、良質な鉄をつくるための重要な副原料として使用されます。

環境

02 環境

火力発電所や焼却場でゴミ等の焼却時に発生する排ガス中の有害な硫黄酸化物、塩化水素を除去するために使用されています。また、活性炭を併用することでダイオキシン、水銀も吸着します。

建築・土木

03 建築・土木

建築材料では、古代エジプトで発明されたモルタル、近代建築に欠かせないコンクリート、また伝統的な日本家屋やお城の内外壁材料に使う漆喰の原材料でもあります。軟弱な土地の改良にも使用されます。

農業・畜産

04 農業・畜産

酸性土壌の中和や農薬を均一に混合・散布するための増量剤、家畜・植物に不可欠なカルシウム源として飼料や肥料に使用されています。畜舎の消毒、鳥インフルエンザの防疫にも役立っています。

化学

05 化学

石油からつくられる化学樹脂類、ガラスや薬品の原料(ソーダ灰・炭酸ソーダ)、海水マグネシア、 紙の原料(パルプ)を処理する工程で、また合成ゴムや接着剤や塗料などの原料の生成に消石灰や石灰石微粉が使用されます。

食品

06 食品

砂糖製造における精製工程や豆腐・こんにゃく製造の際の凝固剤として使用されています。また、生石灰の吸湿性を利用した乾燥剤、吸湿時の発熱を利用した昇温剤としても使用されています。

上下水道

07 上下水道

浄水場で河川等から取り入れた水の浄化工程において、pHの調整、赤水の防止、汚泥処理に使用されます。 他の無機凝集剤と併用され、汚泥の凝集・沈殿・脱水をしやすくし、また、脱臭・殺菌作用があります。